きみがためをしからざりしいのちさへ

アイドルと媒体 個人的所感

真ん中っ子が気になる木

何か2人以上の集団を見るときには、最年長の人を見るようにしている。SMAPは中居くん、嵐は大野くん、KAT-TUNは中丸くん、キスマイはみっくん、SexyZoneは中島健人。自分より年上の人が自分には絶対できないことをするのを見るのが好きだ。その集団の中で最も大人な目で見る世界を知るのが好きだ。感じたことや見たものを、大人らしい成熟した表現で語ってくれる人が好きだ。元々の長女気質から、彼らの年上ゆえの苦労を勝手に想像して共感している部分もあると思う。ずっとまずは最年長を見てグループ全体の印象を決めてきた。

ところが、自分が年齢を重ねてきて(と言っても今のところデビュー組で「最年少の最年長」である中島健人くんすら超えていないが)だんだん最年長から真ん中っ子へ興味が移ってきた。嵐だと相葉くん、キスマイだとみやっち、SexyZoneだと勝利くん。こうやって並べるとなんだか「苦労してそう」って感じの組み合わせだ。最年長の「苦労してそう」はグループの成功とか成熟とかで美談になりそうな(もちろん全部が全部美談になるわけじゃないけど)苦労だけど、真ん中っ子の苦労って真ん中っ子にしかわからない苦労のような気がする。象徴的なのはV6の井ノ原さんとかになるのだろうか。よく兄組とか弟組とかで分けられる彼らの中で、ちょっとどっちつかずで不安定だからかもしれない。

「ちょっとどっちつかずで不安定」、これってアイドルとして最高じゃないか。アイドルはいつも不安定と危うさを売りにしてるところがある。何かあったら兄組に丸投げするっていう武器も持ってるし、ちびっ子たちを雑にいなすことだってできる。真ん中っ子最強説。

と言うわけで、真ん中っ子同士の座談会企画とかしてくれないかなあ。相葉くんとみやっちとか、勝利くんとみやっちとか。ちょう見たい。真ん中っ子、気になる木。